カラダも心も愛しあったはずの彼女にプロポーズをしたら現実を見せられてお互い別の人生を歩んだ哀
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先日の日曜日、俺が24歳から27歳の4年間同棲していた優奈を見かけた。
別れてから8年だから、優奈は31歳だった。
初めての勤務先で出会った優奈は、20歳の可愛らしい女の子だった。
優奈は抱きしめたら折れそうな細い体に小顔で丸顔にショートヘア、少し鼻が上を向いてて田舎娘っぽいところが純朴そうだった。
お互い親元を離れて一人暮らししていたので、時々一緒に夕食を食べるようになって親しくなった。
夕食にお酒が入るようになると、純朴な田舎娘を口説いてしまった。
「あ、あの・・・私・・・こういう事初めてで・・・」
純朴そうだけど20歳だから、多少は経験があると思っていたので驚いた。
細い体に微乳が少女っぽく、アソコも見事に一本の溝だけだった。
クリも包皮に隠れていて、舌先で触れるとピクッと反応した。
初めて勃起した状態の肉茎を見たらしく、目をまん丸にしていた。
両手で挟むようにして亀頭を舐めた。一応知識はあったようだった。
「優奈ちゃん、可愛いね。大好きだよ・・・」
頭を撫でつつ、少しずつ亀頭をめり込ませて行った。
狭窄部に突き当たったら、躊躇無く一気に拡げた。
「あつっ!・・・うっつつつ・・・」
か細い体を硬くして緊張していた。
少し上向きの鼻と二本の前歯が、リスみたいで可愛かった。
優奈の微乳にビュビュッと発射される精液を不思議そうな顔で見ていた。
1ヶ月・・・2ヶ月・・・優奈の羞恥が次第に快感へ変わっていった。片時も離れたくなくて、一緒に暮らし始めた。
1年・・・2年・・・快感が制御できなくなり、大声で喘いで体を泳がせるようになった。
3年・・・4年・・・逝くことを覚えて、普段の純朴さが嘘のように乱れるようになり、アソコの佇まいも淫らになっていった。
俺に転勤の内示が出た。
一緒に連れて行きたくて、優奈にプロポーズした。
優奈の実家へ呼ばれた。立派な屋敷だった。
「君は進藤家の跡取りになる気があるのかね?」
優奈は一人娘だった。連れて行くどころの話ではなかった。
優奈は自分から俺に言えなかったから、直接現実を見せたのだった。
正座する優奈が膝に乗せた手の甲に涙が落ちた。それが、別れを意味することと悟った。
優奈は暫く父親の監視下に置かれた。
満足な別れのイベントも出来ず、さようならも言えないまま、俺は一人で転勤した。
一人でドアを閉めて、カギを郵便受けから玄関へ投げ入れた。
表札入れの紙を半分に折って、進藤だけにした。
鋼製の階段を下りる音が虚しく響いた。
俺は転勤先で妻と知り合い、家庭を築いて5年になる。
妻のお腹には、二人目の子供が宿っている。
優奈を見かけたのは、隣町のショッピングモールだった。
白い三角頭巾をかぶって、お惣菜を売っていた。
たぶん、俺の方が先に気付いたと思ったから、物陰に隠れて見ていた。
左手の薬指に指輪を見つけたので、黙ってその場を離れた。
翌日、優奈からメールが来た。見られていたようだった。
「お久しぶりです。昨日お見かけしました。お元気そうですね。
あれから3年後、父の事業が失敗して家屋敷は人手に渡ってしまいました。
あなたに跡継ぎになってもらわなくて良かったと思っています。
私は結婚して子供もいます。貧乏ですが幸せに暮らしています。
もし、あなたが幸せでいるならば、このメルアドは消去してください。
私は幸せですから、あなたのメルアドを消去します。」
「俺も優奈のメルアドは消去するよ。達者で暮らせよ。さようなら。」
優奈のメルアドを消去しながら、優奈と暮らした4年間を思い出していた。
もし優奈と結婚していたら・・・そのイメージさえできない程に、再び戻ることのない幸せだった時間がどんどん色褪せていた。
俺は帰宅して身重の妻を労わった。
セミロングの髪に清楚な美形、引き締まった腰とツンと上向きの美乳。
優奈と全くイメージの違う妻を愛したのは、優奈を忘れるためだったのだろうか・・・
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