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オチンチンが意思に反して勃起する思春期の悩みと闘ったあの頃

この記事の所要時間: 96

『あ~あ、またか・・・。』

学校から帰って自分の部屋で鞄を床に放り投げ、ベッドに寝そべってぼんやりしてると、最近は毎日のように股間がムクムクと大きくなる。

朝起きたときも大きくなっているが、トイレに行って小便をすると朝ごはんを食べる前にはいつもの大きさに戻っている。

今は別に小便はしたくないが、なぜか大きくなる。

 

学校の友達の間でも、同級生の好きな女の子やアイドルの話で盛り上がり、たまに女の子の裸の話も出る。

興味が全くないわけではないけど、こういう話はなんか苦手だ。

テレビやゲームの話の方が面白い。

友達にそういうと、何故かみんな「変なヤツ」というので、最近は話を合わせることも多いが、やっぱりあまり興味はない。

 

股間が大きくなるときは、別に女の子のこと考えているわけではなく、ちょっと手が触れた時の刺激とか服がこすれた刺激で勝手にすぐ大きくなる。

こんなにちょっとした事で反応することに、自分でもちょっと情けないと思う。

特に今みたいに一人でぼんやりしているがと、なんかムラムラしてくるときが多い。

友達の中でもませているヤツ数人にそれとなく聞くと、みんなそうらしい。

 

そんなときは「オナニー」してオチンチンから「精液」というものを出してすっきりするらしい。

オチンチンからそんな物が出るなんてびっくりだが、聞くと、なんか気持ちいいらしい。

それで、試しに一度、僕もやってみたことがある。

 

ある日、学校から帰った夕方、ベッドの上に腰掛け、ズボンとパンツを膝まで下げて、硬くなったオチンチンを試しにちょっとこすってみた。

こする前からやや勃っていたが、こすり初めてすぐに芯が入ったように硬くなった。

包皮につつまれた先端がちょっと開いて、中からぷくっと膨らんだピンク色のうずら玉子の様な物が出てきた。

正直、自分の身体にそんな部分があることが不思議だったし、不気味でもあった。

 

友達の言うとおり、確かにこすっているとと今まで感じたことのない感覚に不安を感じたが、少し気持ちよかった。

しだいに腰がガクガクとして、オチンチンから何かが出る感じがしてきたので、こすり続けていたら、オチンチンから白いドロドロした液がビューッと出た。

自分の頭より高く、すごい勢いで何度も出るので、その時はすごくびっくりした。

たぶん、これが「精液」なんだろうと思った。

出ている瞬間も、話に聞いていたようにすごく気持ちよかった。

友達が毎日のようにしているのもなんとなく納得がいった。

 

1回出しただけだと、オチンチンは全然小さくならなかったし、射精についてもっと知りたいという好奇心もあったので、続けてこすり続けた。またすぐ出た。

4回ぐらい続けて出すと、だんだんオチンチンの皮がピリピリという感じになって痛くなってしまった。

その痛さで、やっとオチンチンが小さくなってきた。

4回目は、最初に比べて少し量も減っていた。

無限に出るものでもないらしいことが分かった。なによりも1回ごとに結構体力を使う。

 

それからしばらく暇になると射精する日々が続いたが、なんかそのうち単調なその行為に飽きてきた。

『・・・こんなことしょっちゅうしないと駄目なの?』

たしかに気持ち良いけど、なんか汚く思えて、ちょっと悪いことをしているような気もしてきた。

何より気持ちよくまで時間が掛かるし、その頃には擦りすぎてなんか痛くなってる。

だから、ムラムラしたときには、なるべく女の子のことは考えずに他の事を考え、試しに軽く筋トレをすると、じきに小さくなることに気がついた。

 

そんなことを何日か続けていた日。

朝起きたら、パンツに精液がべっとり出ていた。

どうも寝ている最中に出てしまったらしい。

『たまには自分で出さないと駄目なのか?』

おねしょしてみたいな気がして、ず~んと落ち込んでしまった。

ティッシュでパンツについた精液をぬぐって洗濯機に放り込み、代わりのパンツを出してはいた。

 

それ以来、運動でどうしても発散できないと思ったときは2~3週間に一度、自分の手で出すことにした。

あいかわらず、自分ですることは妙な罪悪感を感じてへこんだ。

 

そんなある日。

学校から帰って、ぼーっとしていると、知らないうちに股間が大きくなってしまっていた。

しょうがなく、腕立てとか腹筋とか数回してみたが、なんかその日はムラムラして小さくなる気配がなかった。

『はぁ~、しょうがない。・・・また、オナニーでもするか。いやだなぁ。めんどくさいし。』

僕はいつものようにオチンチンを握ってこすりはじめた。

 

こすりはじめてしばらくすると、ドアの外で母が「はじめちゃん、おやつ食べない?」と、声を掛けてきた。

僕はその時オチンチンをこすっていて逝く間際だったので、「う、うん、ううん・・・。」と少し変な返事をしてしまった。

その返事に何か異変を感じたのか、母は「はじめちゃん、どうかしたの?」とドアを開けた。

「まぁ!な、なにしてるのっ!?」

母はびっくりして、ドアのところで立ち尽くした。

 

「うん、ごめん。ちょっと待ってて。すぐ出るから。」

つい、そんな返事をしてしまっていた。

その時の僕は、オナニーすること自体は恥ずかしい行為という意識は全然なかった。

生理現象のひとつと思っていて、小便をすることとそんなに差がなかったと思う。

 

「すぐ出るって・・・、や、やめなさいっ!・・・そ、そんなとこ、こすっちゃ駄目!」

「だって、このままじゃ小さくならないし・・・。」

「ええっ!?だって、そ、そんな・・・。」

母は注意してもこすり続ける僕と股間をびっくりした顔で交互に見ながら、ドアの前で呆然と立ち尽くしていた。

 

「う、出そう・・・。」

「ええっ?で、出るって・・・ええっ!?」

「くう・・・っ!」

やがて僕は絶頂に達すると、机の上にあったティッシュを数枚股間に押し当てて、その中に射精をした。

 

「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・。出た出た。あ~すっきりした!・・・じゃあ、おやつにしよっかな。今、行くから待ってて。」

「え、ええ・・・。」

ズボンをいそいそと上げる僕に、なぜか、母は呆然とした顔のまま、入口の柱に寄りかかっていた。

 

おやつを食べていると、それまで黙っていた母が妙に真剣な顔で僕に聞いてきた。

「は、はじめちゃん、あのね、今日みたいなこと前からしてるの?」

「?・・・あ~、オナニーのこと?」

「オ・・・!って・・・うん・・・そ、そう・・・それ。」

「うん、してるよ。1年ぐらい前からかな?」

「ええっ!、そんな前から・・・。」

「うん、友達もみんなしてるみたいだよ?・・・でも、僕はあんまり好きじゃないかな。」

 

「あら、じゃあ、どうしてするの?」

「だってしないと何かムラムラして落ち着かなくなるし、寝てるときに出ちゃったりするし。しすぎると馬鹿になるっていう噂だし・・・。それになんか痛いしね。」

「痛い?え・・と・・・その、き・・・気持ちいいじゃなくて?」

「うん?まぁ、少しは気持ちいいんだけど、なんかさ、した後はいつもちょっと痛いんだよ。」

「なんかやり方が悪いんじゃないの?」

「やり方?痛くないやり方があるの?」

 

「ええっ?・・・う~ん、お母さん、男の人のことは分からないんだけど、・・・さっきみたいにあんまり激しく擦らない方がいいんじゃないかしら?」

「でも、激しくしないと時間掛かるし・・・。」

「いつも何分ぐらい擦ってるの?」

「う~ん、どうかな。だいたい2~30分ぐらい?」

「さ、30分!?駄目よ!そんなにしたら・・・皮が擦り切れちゃうわ。」

「うん。前にちょっとカサカサになったことあるよ。でも、それぐらいしないと出ないから・・・。」

 

「そうなの・・・。お母さん、激しくしなくても、出せると思うんだけど・・・。」

「そうなの?お母さん、痛くない出し方知ってるの?教えてよ。」

「ええっ!?・・・え~っと、私は女だから詳しくないから・・・。そ、そう!お、お友達とかに聞いてみたらどうかしら?・・・お友達もしてるんでしょ?」

「うん。直ちゃんにも前に聞いたんだけど・・・。」

「ええ?直ちゃんって、・・・あの直哉ちゃん?」

 

近所に住むお友達の直哉の名前を出したら、母は何故か動揺した。

家にも幼稚園ぐらいの頃から何度か遊びに来たことがあるので母も当然知ってるし、家に何度か泊まったこともある仲だ。

直ちゃんのお母さんの恵美子さんも母の友達で、頻繁に会っていると思う。

 

「うん。そう。直ちゃんにも聞いたけど、同じようにしてるって。」

「・・・そ、そう。直ちゃんももうしてるの・・・。」

「うん。直ちゃんはね、結構すぐ、5分くらい?で出るみたい。いいよねぇ~。でも、僕は一生懸命こすっても、なかなか出なくってさ。」

「・・・・そ、そう・・・そうなの?」

 

「ねぇ、お母さん、どうしたらいいかなぁ?」

「ええっ!?そんな・・・・そ、そうね・・・擦るんじゃなくて、え~と・・・も、揉んでみるのはどうかしら?その方が痛まないと思うんだけど・・・。」

「揉む?どうやって?」

「そう。・・・え~っと、そうね、・・・オ、オチンチンの先っぽの部分をこんな感じで・・・。」

母は自分の左手を指をオチンチンに見立てて、右手の指でその先端を柔らかくリズミカルに揉んでみせた。

 

「ふ~ん。そうやるのか・・・。こう?」

僕は母の手の動きを見ながら、ズボンの上から、中のオチンチンの先端を同じように揉んでみた。

 

「・・・あ・・・あ・・・う、うん・・・そんな感じ・・・あっ、だめ、そんなに力入れちゃ。
や、優しく・・・そう。・・・こ、今度、自分の部屋でやってみなさい。ね。・・・だから、きょ、今日はもう・・・。」

 

「うん。今度してみるね!ありがとう。お母さん!」

その時の母は真っ赤になって、すごく困ったような恥ずかしいようなそんな顔をしていた。

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