悲しい性の話しなくして語れないバツイチの理由
この記事の所要時間: 約 3分23秒
まず、真由子より軽めの俺の離婚理由から話そう。
俺の元女房は19歳で処女だった。
可愛い女で、処女を捧げたら結婚して幸せなお嫁さんになることを夢に見て、俺25歳、元女房21歳で結婚した。
時代は、バブルが崩壊したのにまだ国民がそれにあまり関心を示していない頃だった。
元女房は、セックスに伴う羞恥と快感を上手にミックスして、肉欲に目覚めていった。
まだ若いからと子作りを先延ばしにして、セックスに明け暮れると、恥ずかしがっていた恋人時代とは打って変わって、
「あ~あ~・・すごく・いい・あ~いぃ・いぃ~~~・・・」
と、可愛い体を惜しげもなく淫乱に喘がせるようになっていった。
そして、結婚3年が過ぎ、そろそろ子供を作ろうとした時、女房が、
「ゴメン、もう少し待って。お願い。仕事も計画的に辞めないと迷惑だし・・・」
と言うので少し伸ばした。
その時、元女房は、
「旦那以外のチンポも食べてみないと、せっかく女に生まれたんだからさ。ね、1回でいいから。」
と同僚に口説きをかけられて、ラブホでその同僚にハメられてしまったのだ。
「ねえ、もう1回やらせてよ。」
「1回って言ったでしょ。」
「いやね、この第2弾が撮りたくてね。」
元女房が見せられたのは、小型ビデオカメラの液晶画面に映し出された、自分が同僚にクンニされて喘ぎ、その同僚のチンポを咥え、そのチンポでマンコを滅多突きされてヨガる淫らな姿だった。
「ああ~~~いい~きもち~~・・・違うチンチン初めてのチンチン、ああ~~・・・うっ・うっ・うっ・いいわぁ‥」
この手の動画は、採れば誰かに見せたくなるのが心情。
元女房の浮気を疑った俺が信頼できる人物に依頼して、浮気の証拠映像として入手した。
俺以外のチンポの味を知りたくて浮気して、浮気現場の破廉恥遊戯を隠し撮りされて脅されて、もう1回させられた相手は何と同僚ではなく、見知らぬ男だった。
「奥さん、可愛い顔して大胆だね。ほら、金払ってるんだから脱げよ。おー、可愛い顔してもうマンコがこんな色になってるのか。旦那だけじゃもの足りなくて、いっぱいチンポ咥えてんだろう?」
「いやっ、だめ・・・あ・・・あ~・・あぁ~・う・うう・う・・・」
これは、元女房が脅されて売春をさせられていることを証明するために録音したテープだった。
元女房は、5人目の客を取らされたとき、もう、幸せな結婚生活も全てダメだと気付き、自ら警察にリークして売春で捕まり、真相を白日の下へ晒したのだ。
同僚男性が脅迫と売春の斡旋で逮捕、元女房は被害者として不起訴処分となった。
「ごめんなさい、私があなた以外の男性に抱かれてみたいなんて思ったせいで・・・」
そう言って、元女房は4年暮らしたアパートを出て行った。
俺は、元女房を許すことができず、黙って後姿を見つめるしかなかった。
間もなく30歳という時、俺はまた独身に戻った。
元女房は8年前、11歳年上の男の後妻になって、前妻との間にできた子供2人を育てあげたそうだが、自分の子供はついに持たないまま現在43歳になっているはずだ。
俺が再婚する時、一応、元女房に一報入れたんだ。
「そう・・・いい人と巡り会えて良かったわね。おめでとう・・・」
だから、元女房が再婚する時も俺に連絡があったんだ。
その時の口ぶりでは、俺とやり直すことを心のスミで願っていたらしかったので、俺は残酷な電話をしたことになる。
それから5年、元女房はついに諦めて望んでくれた男の下へ嫁ぐ事を決め、俺に連絡をくれたのだ。
その時の会話が、元女房との最後の会話だった。
俺は、元女房がどこに住んでいるか、存命なのかはわからない。
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