愛と哀を知る男が妻の他に愛人を持つようになった悲しい人性
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13年前、大学を卒業して就職しました。
同期の短大卒の桂子は髪が長い美形でスタイルも抜群、若い男達の注目を浴びていました。私も綺麗な人だなあと思いました。
学生時代の私は、一番綺麗だったり可愛かったりする女性にお近付きにはなれても付き合えず、その方の友達の女性と仲良くなって深い関係になるパターンばかりでした。
初体験もそうです。高校のとき、中学時代に好きだった子に何とか接近したものの、彼女の大学生のお姉さんと関係してしまいました。
結局、女性の味を知ってしまった私は、彼女のお姉さんの虜になって、高校卒業まで付き合いました。
だから、美形の桂子はどうせ無理だろうなと初めから桂子争奪戦に参戦しませんでした。
就職して1ヶ月、帰りの電車で桂子と一緒になりました。桂子のほうから話し掛けてきました。
「こんばんは。○○さん、同じ電車だったんですね。どちらの駅ですか?」
「△△駅です。桂子さんは?」
「□□駅です。」
私の4駅先でした。
「○○さんは、街に近いところにお住まいなんですね。」
「俺、実家じゃなくアパートなんです。」
「いいなー。私実家から出た事ないんです。」
「ご飯の心配なくていいじゃないですか。」
「自炊なんですか?」
「たまにね。今日は明日から連休だから、駅前の居酒屋で呑んじゃいます。」
「いいなーそういうの。私も付き合っちゃおうかな。」
桂子は△△駅で降りてしまいました。私達はお互いの学生時代の話で盛り上がりました。
もうすぐ8時です。そろそろ退け時です。私がご馳走すると言いましたが割り勘になりました。
「あー美味しかった。○○さんのアパートって近く?」
「そこ。丁度この店の裏手。寄って行く?なーんてね。」
「じゃあお言葉に甘えて。なーんて、本当に行っちゃおうかな。ちょっとだけ、いい?」
「本気かよ。まずいだろ。俺たち大人だぜ。」
「おじゃましまーす。」
本当に上がりこんできた。
「ちょっとだけだぞ。あまり長く居られると理性を保てる自信はないよ。」
「ふーん。意外と綺麗にしてるわね。」
「越してきてまだ1ヶ月だもの。何か飲む?」
「ウイスキーある?」
「酒呑むのかよ。」
いつの間にか会話が敬体から常体に変わってました。私は、ちょっとクセのあるシングルモルトの水割りを作りました。
「変わったウイスキーね。美味しい。」
「アイラ地方のシングルモルトだよ。ピートに海に香りが…あまり興味ないかな…」
それから、今度は学生時代の恋愛話になりました。桂子が一方的に私に質問して私が応えるような感じで、酔った勢いでかなり話してしまいました。
桂子は、短大時代に2名と付き合ったそうだが、詳しい話はしませんでした。私達はかなり仲良くなりました。
車の雑誌を見つけ、
「○○さん、車何に乗ってるんですか?」
「古い車だよ。AE86レビンって知ってる?」
「ハチロクって昔の走り屋が乗ってたやつでしょ。」
「よくご存知で。」
「明日ドライブ連れてってよ。」
「乗り心地悪いぞ。」
「平気平気。」
最終電車が来るので桂子は帰り支度を始めました。
「駅まで送るよ。」
「大丈夫よ。」
「いや、もうちょっと一緒にいたいから…」
桂子の目を見て言いました。玄関で自然にキスをしました。
翌朝8時に来客です。桂子です。
「あ~。おはよう。」
「ちょっとお。まだ寝てたの?早く起きて起きて。」
勝手に上がりこんでカーテンと窓を開けました。夕べのキスのことはどう思っているのでしょう。
「ねえ、ドライブ連れてってくれるんでしょう?」
そうでした。私は桂子の家を知らないから桂子から訪ねてきたのです。急いで着替えて出かけます。
「乗り心地は本当に劣悪だからね。覚悟してね。どこいきたい?」
「海!」
「1時間かかるぞ。この車に乗っていられるかなあ。」
走り出します。硬いバネとダンパーで跳ねます。市街地走行の速度域ではほとんど車体が傾きません。
「こんなに硬いサスには乗ったことないわ。」
「サスなんて言い方するんだ。車好きなの?」
「うん。EP82に乗ってるの。5枚ドアのSiよ。」
「おー。あれ早いよね。今度乗せて。」
「いいよ。」
無事に海に着きました。桂子は全く平気で乗っていました。海辺のレストランで食事して、来た道とは別コースで帰ります。
「○○さん。昨日のキスは…」
「好きになっちゃったから、しちゃった。桂子さんとは同期ってだけで話する機会も少なかったけど、昨日、長いこと話が出来て、ずっと一緒にいたいなって思った。」
「やった。嬉しいな。昨日は強引に押しかけたでしょう。本当はもっと先まで期待してた。私、○○さんが好きなんです。」
「ええ!そうだったの?もしかして今も期待してるの?」
「もちろん!」
びっくりです。今までこんなことありませんでした。右側にモーテル発見しました。
一瞬のフェイントの後、ドリフトアングルへ持ち込み2ndで全開します。アクセルターンでモーテルの入口に着けます。モーテルは左側に変わります。
「ハチロク乗りこなしてるね。」
「桂子さんも乗りこなせるかな?」
「試してみる?」
シャワーを浴びた二人は抱き合いキスしました。
「桂子さん本当に綺麗だね。スタイルもモデルさんみたい。短大時代モテたの分かるな。」
「桂子でいいわよ。こんな関係なんだから。」
「じゃあ、○○さんじゃなくて○○君にして。」
「そうね。○○君のみーちゃおっと。」
桂子は私のバスタオルをむしりとってペニスにキスしました。当然カチカチになります。
「長いね。私長いの好きよ。太いのは苦手。」
お返しにクンニしました。経験豊富のようですが綺麗でした。殆ど崩れていません。
得意の駐屯クンニですが、痛がる方もいらしたので様子を見ながらはじめはソフトにしました。それでもビクッとなりました。
「はうっ…う…う…ふはー…ねえ、そろそろ…お願い…」
凄く濡れてきました。この美女を上手く乗りこなせるでしょうか。ゆっくり入れて桂子の敏感な場所を探ります。
「んはっ。あああっ。」
見つけました。少しずつそこを抉っていきましょう。と思ったら、
「あううーん…」
え?もう?桂子はもう逝っちゃったのでしょうか?入れて5分くらいです。
「ご、ごめんなさい。…あの、私、我慢してたけどアソコ舐められたの初めてで、入れられる前に意識が朦朧となっちゃった。入れられたときはもう、長くて奥に当たって気持ちよすぎて。これって、私逝ったってことかな。初めて逝ったわ。」
そう言うと、私にしがみついてきました。その後、もう一度して、今度は私もいかせてもらいました。
連休中、毎日桂子と一緒でした。どこにいっても混んでいるので、一日中私の部屋に居てまったり、いや、することしていました。午前の部と午後の部がありました。
私と桂子は急接近で、連休のうちに完全にデキてしまいました。
連休が明けてからの私達は、職場の方々には隠れるように付き合ってました。
相変わらず桂子はモテています。桂子は自分が美形であることを自覚していますが、それを利用したと思われることを嫌います。
美形の桂子には、同期(12人中男性8人)を含めた若手職員の多くからアプローチがあったそうです(若くない方からもあったそうですが…)。していなかったのは私くらいでした。
桂子を誘う男達は、いわゆる高級車と呼ばれる車でデートに誘ったようです。
EP82を5MTで駆る桂子は、お金さえ払えば買えて、誰でも動かせる車を自慢する輩が大嫌いで、乗り手を選ぶ車に乗っている人のほうが魅力的だと言います。
桂子は新人研修の後、AE86に乗る私を見かけたそうです。でも私は全くアプローチして来ないので、連休前の行動に出たのでした。
生まれて初めて美人にモテたと思ったら、車に依存した部分が多かったのでした。
私達は付き合い始めて1年近く二人の関係が職場にバレませんでしたが、二人で行った温泉旅行を現地で目撃されてしまいました。
目撃したのは他部局の女性職員3人で、彼女達のうちの一人が思いを寄せる男性職員は桂子に盛んにアプローチしていたようで、桂子に彼氏がいれば彼女には好都合と言うわけです。
そうとは知らず、私達は旅館でアツアツ状態でした。当然夜も翌朝も愛し合いました。
桂子はすぐ逝ってしまうから焦らしながらするので、喘ぎ声も「あんあん」と凄いんです。旅先なので気にせず楽しんでいましたから、それもバッチリ聞かれたみたいでした。
何せこのときは浴衣の紐で縛り上げてプチSMをしていました。
桂子のアソコに部屋の鍵に付いていたコケシを出し入れして「あーあー、ひーひー」言わせたり、肩用の電動マッサージ器をクリ中心に当てれば「死ぬー、死んじゃうー」と叫んだり、部屋のあらゆるものを使って楽しんでいましたから、かなりえげつないカップルと思われたでしょう。
私達はそれ等も含めて噂を流されて、いつの間にかお盛んカップルといわれていました。
桂子にアプローチする者は激減しましたが、桂子を淫乱女呼ばわりするのは止めて欲しいものです。
私達は出会って2年後に結婚しました。
桂子の父親には、「あんな暴走族と」と言われました。改造を施したAE86の印象が悪かったようです。
今でもあまり良く思われていないみたいです。
私は25才、桂子は23と若い夫婦なので、最初は子供を作らず夫婦水入らずで過ごしていました。
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