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単身赴任した堅物支店長が口の固い人妻に誘惑されて感謝の思いで抱いた3年間

この記事の所要時間: 56

私が赴任したのは地方の都市にある支店だった。

社員、アルバイトなどを含めて30余人の小さな支店である。

この支社に問題が起こったのは数年前のこと。

男女の社員同士、取引先の女子社員との男女関係が告発され、本社の知るところとなった。

社で事実を調査し、不祥事の関係者数人が処分を受けて転勤となった。

 

その建て直しも含めて私が支店長として赴任することになった。

簡単に言うと、社では堅物とみられていた。

私のところは、妻と小学生と中学生の三人家族。

子供の進路を考慮し、私は単身赴任することになった。

初めての経験である。

 

前任の支店長は女好きで社内、社外を問わず魅力的な女性が居るとすぐに手をだす病気があったようだ。

支店長の行状は部下にも感染し、かなりの男女に拡大していった。

こんなことは長く続くはずはない。

関係者の身内の訴えで表面化し業務にも影響が出ていた。

本社の調査や厳しい処分などもあったので、私が赴任したときには落ち着いた雰囲気になっていた。

セクハラもほとんど皆無という状態になっていた。

とくに、私からとやかく干渉する必要もなく、業績は順調に回復しつつあった。

 

私は、支店長専用のマンションに住んでいたが、そのマンションには会社や関連企業の人物は一人も住んでいなかった。

暫くして、会社の行き帰りに時々出会う女性に気づくようになった。

挨拶程度の関係であったが、時に簡単な会話をする間柄になった。

聞くと彼女は階は異なるが同じマンションの住人であり、勤務している会社も私の会社の隣のビルであることを話してくれた。

 

ある夕食時のとき、

「少し多めに作ってしまいましたのでお持ちしました」

と手作りのご馳走を持参してくれた。

私と同じように旦那様が単身赴任で一人暮らしということで、上がっていただいて今までの私の社の実情などを話していただいた。

不祥事の公式文書に書かれていないようなこともよく話してくれた。

彼女の話によると、わが社の社員の行状の噂は近隣の会社にまで広まっていたという。

「私も誘われましたが、友人からの≪気をつけなさいよ≫との言葉でお断りしました」などと具体的な行状も聞くことができた。

彼女の旦那様も、前年の初めから単身赴任。

土木関係の現場監督なのでそこでの同居は難しく単身赴任となり、彼女はそのまま勤務をつづけることにしたという。

すでに半年になるとのこと。

そこで、関心が深かった男性の単身赴任の生活の様子を知りたいと言う。

私の単身赴任の経験はまだ数ヶ月。

やむを得ず、今まで見聞きしてきた男性の単身赴任の様子を聞かせてあげた。

 

それから時々お料理を持って尋ねてくるようになった。

旦那が帰ってきたときには、旦那と三人で飲むこともあった。

私が、セクハラなどの不祥事の後始末のために来ていることも承知しているためか、私と奥様の交友を疑っていない様子だった。

美しい奥様には彼はベタ惚れの様子だった。

別れ際に、

「単身赴任同士、お互い助け合わなきゃな。家内が寂しがっているときは話を聞いてやってくれないか」

と言われた。

 

数日後、奥さんはやはりご馳走持参で訪れてきた。

初めてのことだったが、二人でお酒を飲むことになった。

飲んでいろいろ話していると、控えめながらも夫婦の秘密の告白をはじめた。

この間は3日間もいたのに、一度しか抱いてもらえなかった。

単身赴任するまでは週二、三度抱いてくれたのに。

本当に現地妻ができたのかも知れない。

などと口にしている。

私も、妻は現地に親しかった同級生もいるので会っているかもしれない。

月に一度しか帰れないので仕方がないかもしれないな。

そんなことを話していると、

「所長は奥さんを信用されている。性格がおおらかなのかも」

などと口にしていた。

 

その数日後、やはりお料理を持参して遊びに来た。

ソファーに並んでいつものように世間話をしているとき、少々酔いすぎた奥さんが酔か私のほうへ少し倒れこんできた。

しばらく妻のところに帰っていない。

とうとうキスをして抱きしめてしまった。

理性なんてこんなに簡単に崩れてしまうのか、などと思いながら。

夢中で奥さんを抱いてしまった。

避妊手術済みなので、思いっきり中出しをした。

奥さんも知っているので、思いっきり中に受け止めてくれた。

終わって暫くして奥さんが起き上がってきたとき、

「申し訳ない。あまりに素敵な奥様なので理性を失ってしまいました」

と手をついて頭を下げ続けた。

奥さんは

「所長に責任はありません。こうなると思って来ましたので」

 

それから、三日に一度は彼女を抱く生活が始まった。

それは単身赴任の終わるまで続いた。

奥様は性格もよく美しく身体の相性もよい。

身体の感度、反応も次第によくなってきていた。

いま思えば、旦那様の暗黙の了解だったのではないかと疑っている。

そのように考えられる言葉や、振る舞いを感じ取ることが多かったように思えるのだが。

本当にすばらしい人妻であった。

隣のビルに勤務しているのに、噂になったことはない。

彼女は口の固い女性だったのだ。

 

おかげさまで、社員や他の女性に興味を抱かずにこの単身赴任の3年を無事すごすことができた。

今は、奥様に感謝の気持ちでいっぱいである。

またいつか、彼女に会える日を期待しながら書きつづっている。

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