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お尻ぺんぺん100叩きの刑でお手伝いさんから受けた躾と愛情

この記事の所要時間: 322

昔、うちに来てもらっていたお手伝いさんの話なのですが、彼女は村上さんといって、テキパキ仕事のできる40代女性でした。

私が産まれる前からお世話になっていたそうで、父や母はもちろん、ご近所さんの人気も高かったようです。

6歳の時、そんな彼女が入院し、かわりに娘さんが来てくれることになったのです。

「かわいいね、仲良くしましょうね」

 

美人でスタイルのいい、大学を卒業したばかりのお姉さんでした。

きょうだいに憧れもあった私はすぐに懐き、一緒にお風呂に入ってもらったりするようになったのですが、

ただ一点、彼女は母親よりも躾に厳しかったのです。

 

お風呂にきちんと浸からないまま出ようとすると

「ダメでしょう、きちんと肩まで浸かって30秒よ」

と、よく叱られました。

 

それでも言うことを聞かないときは、パジャマ姿で子供部屋まで引きずられ、お尻をぺろっとめくられて、ぺんぺん100たたきの刑です。

「いい子になりましょうね~、い~ち、に~ぃ・・・」

お姉さんは、一度言ったら本当に100回叩く人でした。

もちろん、加減はしてくれますが、寝るときになってまだお尻がぴりぴりしていたこともあります。

 

子供部屋は狭いため、2段ベッドの下の段をはずして物置きのように使っていたのですが、

お姉さんがぺんぺんするときは必ず、そこにある黄色いイスを引っぱり出していました。

彼女がそこに腰かけてしまったが最後、お尻ぺんぺん100回が終わるまで部屋からぜったい出してもらえませんでした。

 

お姉さん自身、昔は母親の村上さんから同じようなことをされていたそうで、

孫くらい歳の離れた私に厳しくできない分、お姉さんは私に大きな愛をもって接してくれました。

「痛かったね・・・、嫌いになった?」

「そんなことないよ」と首を振ると、ぎゅっと抱きしめてくれます。

両親よりも愛情を注いでくれる人を誰が嫌いになるでしょうか。

厳しくても、私のために叱ってくれているのだとわかっていました。

 

しばらくして、母親の村上さんが退院すると、お姉さんは元の生活に戻り、あまり顔を見る機会もなくなってしまいましたが

私が高学年になったころ、今度は代理でなくお姉さんが来てくれることになったのです。

私のことも覚えてくれていて「またぺんぺんしなきゃね」と言われたときは

さすがに「もういらないですよ~」と笑っていたのですが・・・

お姉さんは、本気でするつもりだったようで・・・。

 

ご飯に呼ばれたときに、ちょうどおかしを食べていると

「こら、ぺんぺんするよ!」

と、おかしを取りあげられてしまったのです。

 

どうやら、お姉さんの家ではご飯の前におかしを食べてはいけなかったようで・・・。

なにも知らない私は、懐かしの100回ぺんぺんを受けてからご飯ということになりました。

「前してたときより痛いよ」と言われたので覚悟はしていましたが、

本当に痛くて、20回も叩かれると泣いてしまいました。

「あらら・・・、まだですよ~、に~じゅい~ち、に~じゅに~・・・」

 

それでも、きっちり100回ぺんぺんされちゃいました。

お尻が痛くて、ご飯どころではなかったのですが、

食べないとまたぺんぺんかもしれないので、頑張って食べました。

「えらかったね、もうご飯の前に食べちゃダメよ」

 

彼女はこういった間食、だらしない恰好、整理整頓などには厳しくて

このあとお世話になるわずか数年の間に、10回以上は受けてしまいましたね。

100叩きの刑。

 

今となってはいい思い出ですが、いま必要以上に立派なお尻になってしまったのは、あのお姉さんのせいかもしれません。

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