両家の顔合わせの場で肉欲関係の修羅場に遭遇して涙目になって接客したレストラン店員のちょっとエッチなぶっちゃけ話
この記事の所要時間: 約 2分51秒
遭遇した修羅場なので予めご了承を。
多少フェイクあり&台詞は全て曖昧な記憶から文字にしているので、矛盾が多少あるかも。
A男、A父、A母
B子、B父、B母
婚約するための両家顔合わせみたいな。
ちなみに、私はその顔合わせのレストラン店員。
予約なしで6人はやってきた。
始終なごやかムードで、両父がワッハッハと話し、A男が注文に奔走、両母はにこにこで、B子は少しそわそわ。
料理を食べ終わったようなのでデザートを運んで行くと、それは始まった。
よろしくお願いします、と頭を下げあう両父をさえぎり
B子「あの…ひとつ良いですか?実は大切なお話があって」
私「こちら桃のソルベとバニラアイスでござ…」
B子「やっぱりこの話、なかったことにしたいんです」
B母「この話って婚約を?どうして!?」
B子「A男、浮気してるの…」
私「…洋梨のパイをご注文のお客様…」
A男「ちょっと、何言い出してるんだよ!」
B子「わかってるんだからね!あの棚に浮気相手用のコンドームだって見つけたんだから!」
A男「そんなわけないだろ!…なぁマリッジブルーで勘違いしてるだけだよ、な?」
A母「そうよ、B子さん。きっと何かの間違いよ」
私「……抹茶アイスは…」←空気すぎて困り涙目
B子「勘違い!?よくもそんなことが言えましたね!お義母さん、あなたが浮気相手のくせに!」
ここでB母が奇声を上げて立ち上がり、私抹茶アイス落としました。
慌てて謝り掃除。
A父「何を失礼なことを!」
B父「どういうことか説明しなさい、B子」
B子「説明なんていりません。見てください」
さすがにそれは見れなかったけど、たぶん興信所の写真とか書類とか。
慌ててぐしゃぐしゃにしようとするA男、A母。奪い合うA父。B両親ぽかん。
書類はA父が勝ち取り、しばらく眺めていた。
もちろん、店内は他のお客さんも沈黙。
A父「いつからだ…」
A母「違うのこれは」
A父「いつからだと聞いているんだ!」
A男「…去年くらいから…」
A父「ちょうど、私たちが籍を入れた頃か」
A母「…ごめんなさい」
察するに、A父とA母は再婚。
で、後妻であるA母は義理の息子であるA男とも夜の営みをしていたと。
B子「何も言わず別れてください」
A父「B子さん悪かったね…慰謝料は払うから」
B子「いりません。何もいらないから、もう金輪際関わらないでください。…お義父さん、このデータを差し上げますから、お義父さんも正しい選択をしてくださいね」
では、とB子退出。
慌ててB両親が後を追って行った。
残されたA家は、30分くらい誰もぴくりとも動かず怖かった。
やがて、A父が一言「行くぞ」と言い退出。
料理の代金と、「お騒がせして悪かったね」とチップを頂いた。
驚いていると、他に店内にいた3組のお客さんのお会計までして出て行った。
A父はとにかくまともと言うか、むしろ立派な人だったと思う。
A父には、幸せになってほしい。
そう