出会う前と後で私が知らなかった肉欲体験の全てを告白する彼女
この記事の所要時間: 約 16分43秒
彼女のもとには、Kから頻繁にメールが来ていた。着信を拒否しようとも考えたが、それがバレたときの復讐を考えると、彼女はそれが出来なかった。仕事終わりに携帯を見ることが怖くなっていた。
『またKからメール来てるのかな・・・』Kが彼女の職場で待ち伏せすることはなかったが、彼女はいつどこでKの顔を見るのか、ビクビクしながら生活するようになっていた。
そんなある日、彼女の携帯に添付画像付きメールの着信があった。知らないアドレスだった。件名は『こんにちは』だけだった。彼女はメールを消そうと思ったが、イヤな予感がしてメールを開いた。
『・・・!』彼女はメールを開いた瞬間、携帯を落としそうになってしまった。
『こんにちは。以前、アナタのアナルを使わせてもらい、マンコの中にザーメンを残した男のウチの一人です。先日の画像を添付しますので、ご確認ください。』という文章と、彼女のマンコ、アナルにチンチンが挿入され、口にもチンチンが咥えさせられている画像が添付されていた。彼女は目の前が真っ暗になった。そして、そのメールを即削除した。
『・・・何で・・もうヤダよ・・・』彼女はK以外にもおびえなければならなくなった。次の日も、その次の日も、同じ男から画像付きのメールは送られてきた。
『アナタのマンコから溢れるザーメン画像です。ご夫婦でお楽しみください。』「アナタがチンポを咥えるセクシーショットです。たしか、掃除フェラの場面です。口の周りに付いている白い液体が見えますか?あの時のザーメン、誰のものが一番お好みでしたか?』メールが送りつけられるようになってから3日目の夜、その男から1通のメールが送られてきた。
『こんばんは。お返事が頂けませんね。お気に召さないのでしょうか。こういう一方的なやり取りは好きではないので、この一連の画像をあなた様に買い取っていただけませんか?SDカードごとお渡しします。画像80枚と動画5本で5万円で如何でしょうか?お買い上げいただけるなら、ご連絡ください。なお、この件をKは知りません。お返事をお待ちしております。』彼女は何度もメールを読み直した。
『買い取り・・・。5万円・・・。』彼女は考えた。そして、そのメールに返信することにした。
『買い取ります。どうやったら画像をもらえますか。』メールを送って数分後、男から返信があった。
『○月○日(○曜日)○○市国道○○○号線沿いのファミレス○○にて○○時。場所が分からなければご連絡ください。お店に着いたら以下の番号に電話ください。***-XXXX-XXXXなお、5万円は現金でお願いします』○月○日、彼女は指定の時間どおりに、一人でそのファミレスに向かった。
ファミレスの駐車場にクルマを止めた彼女は周辺を見回した。クルマは何台も止まっているが、人が乗っている気配はない。彼女は先日のメールで知った番号に電話した。
「・・・はい、もしもし」男が出た。
「・・あ、あの・・駐車場につきました・・・」電話の向こうはガヤガヤと音がしている。
「・・分かりました。店内にいるから、入ってきて」男は少し大きめの声でそう答えた。
「・・はい」彼女は電話を切って店内に入った。
『人がたくさんいるから、変なことにはならないよね』彼女は自分に言い聞かせた。店内に入ると、店員が声をかけてきたが「あ、いいです・・待ち合わせなので・・」と断って店内を見回すと、奥の喫煙席で手を振る男がいた。その顔は、先日、彼女をレイプまがいにマワした男の一人だった。彼女は歯を食いしばり、その男のところに歩いていった。
「待ったよ。場所、分かった?」男は自分が座っていた席に座りながら言った。彼女は立ったまま「・・ここでいいですか?ここにお金入ってるんで・・・データもらえますか」と言った。
「あ、うん・・・ここにあるけど・・」と男はSDカードを見せながら、「まぁ、座ってください。・・店員さん呼びますね・・」と店員を呼んだ。
「あ・・いえ、いいです・・」と言った背後に店員が立っていた。
「いらっしゃませ、お待たせしました。」彼女は思わず席に座ってしまった。
「何にします?」
「・・え、あ・・」戸惑う彼女をよそに、男は「じゃあ、ドリンクバー一つ追加で。」と注文した。
「はい、では、ドリンクバーはあちらになりますので」と店員がその場を去ると男は「じゃあ、コーヒーでいいですか?持ってきますね」と席を離れた。
『・・まずいなぁ・・向こうの言いなりじゃん・・』彼女は失敗したと思った。男がコーヒーを持って戻ってきた。
「ミルクと砂糖、要るかどうか分からなかったんで両方もって来ました」と彼女の前にコーヒーとミルク、砂糖とスプーンを置いた。
「・・これ、お渡しします。データをもらえますか」彼女は男のペースにならないように必死にお金の入った封筒を男に渡そうと思った。データを受け取れば、即その場を立ち去ろうと思っていた。
「あ、はい・・」男はテーブルの上にSDカードを置いた。
「今日は謝ろうと思って」突然、男は頭を下げた。
「・・・」彼女はあっけにとられた。思いもしなかった展開だった。
「この前はさ、Kに流されたっていうか・・・その場の雰囲気に流されたっていうか・・・本当にごめんなさい。・・・本当に悪いと思ってて・・謝りたいと思ってました。」
「・・・」
「だから、Kには内緒でデータを返そうと思って。・・・。」と男は口ごもりながら説明した。
「・・もういいです・・データだけください。」彼女は相手に付け入られないように気をつけながらいち早くこの場を去るために用心した。
「・・じゃあ、データは渡します。」と男はSDカードを彼女の前に置き、彼女の手から封筒を受け取った。そして、その封筒を彼女の手に戻した。
「え?」
「これ、要らないです。・・・本当にこの前のことが申し訳なくてデータをお返しするんですから・・・これ、持ってきていただきましたけど、受け取りません。」男は彼女の持って来たお金を受け取れないという。
「・・でも、そんな・・」
「いえ、いいんです・・本当に、ごめんなさい」彼女は男の謝罪を信じたわけではないが、この男を責める気にもならなくなってしまった。
「アタシ、帰ります。」と彼女が席を立ったとき、「あ、もう一つ・・」と男は持っていたバッグからCD-Rを取り出した。
「え・・それも・・ですか?」彼女は『やっぱり』と思った。
「・・これ、一応バックアップなんだけど。元データをアナタに渡すから・・Kが『見せろ』って言ったときのために作ったんだけど・・あの・・お願いがあるんです・・」彼女は『またか・・』と思ったが、その場に立ったまま黙っていた。
「・・一度、一緒に飲みに行きませんか?もし、一緒に飲んでくれたら、このCD-Rもお渡しします」
「え?何ですかそれ?また脅迫ですか?」彼女の声は少し怒りが入っていた。
「・いや、いや・・すみません・・そういうつもりじゃ・・っていうか、結果、そういう風になってますけど・・ボク、アナタに対して申し訳ないと思っているし・・・ただ、普通に飲んで食べたいだけなんです・・・」
「・・でも脅迫ですよね?」
「・・いや、・・ボク、アナタともう少し仲良くなれたら・・っていうか・・・」『何言ってるの?この人?アタシのこと強引に・・あんなことしたくせにっ!』彼女はムカついたが、次の瞬間『この人、大人しいフリしてるけど、キレたら分かんないし・・このデータでまた脅迫されるのヤダし・・・』と冷静に考え直した。
『・・言うこと聞いたほうが、データ返してもらえるのかな・・・』彼女は席に座り直した。
「・・一緒に飲んだら、それ頂けますか?」
「・・はい!もちろん、お返しします。・・・先日は本当にごめんなさい・・・!」男はテーブルに頭を擦り付けながら謝った。
「やめてください!お店の中です・・見られてますよ」彼女はそういうしかなかった。
「・・・一度だけですよ・・・そうしたら、本当にデータ返してくれますか?」
「もちろんです。本当です。信じてください。Kには内緒だし、・・・本当です。」男の態度はどこか嘘くさかったが、ファミレスで頭を下げられては、彼女も男の言うことを無視する訳にはいかない気分になった。
「・・・平日は無理です。」
「じゃあ、次の土曜に如何ですか?どこか知っているお店ありますか?○○ちゃんの知っているお店なら、安心でしょう?」『この人の決めたお店は危ないけど、アタシが決めれば・・危ないことないよね』彼女は「じゃあ、駅前の○○って居酒屋知ってますか?」と男に告げた。
「あ、はい、知ってます」『駅前の居酒屋なら・・すぐ近くに交番もあるし・・』「その居酒屋に17時でどうですか?」『時間も早いし、大丈夫だよね・・』男は即答した。
「はい!もちろん、大丈夫です。本当にありがとうございます。この前は本当にごめんさない!」彼女は男の持って来たコーヒーに口を付けずに店を出た。
『・・アタシ、間違ったかな・・あの人のこと信用出来ないけど・・・バックアップなんて想像出来たことだけど・・・もう一度だけ会って、データ渡してもらおう・・・』彼女は帰りのクルマの中でそんなことを考えていた。
土曜日、彼女は時間通りに指定した居酒屋の入っているビルについた。ビルの入り口で彼女が5分ほど待っていると、向こうから先日の男が歩いてきた。その後ろにもう一人、男が歩いてくる。
『え?一人じゃないの?・・あ、あの人・・』もう一人の男も彼女のアナルを使った男だった。彼女はムカついた。
『何で?何で人を連れてくるの!!!』男が彼女に気付き、小走りに寄って来た。
「今日はありがとうございます!」男は笑顔だ。
「・・後ろの人・・・」彼女は怪訝そうな顔を隠さなかった。
「あ、こいつ・・・こいつも○○ちゃんに謝りたいって言ってたから・・黙って連れてきてごめんなさい」男はまた頭を下げた。
『この人、簡単に頭下げるけど・・何かイヤだな・・』彼女は顔をしかめた。
「・・先日はすいませんでした。」後ろの男が彼女の顔を見るなり謝ってきた。
「・・・お店の前ですよ・・人が見てます・・・」
「今日、一緒にこいつもいいですか?」
「・・・ちゃんと約束守ってくれますか?」
「はい、もちろんです・・・じゃあ、一緒に・・?」
「・・お店,入りましょうか・・」彼女は3人でビルの中に入った。集合ビルの4階から7階が居酒屋になったこのビルは、上階にはパブやクラブが入っていた。店に入り3人が席に着くと、二人の男が甲斐甲斐しく彼女に声をかけてくる。
「飲み物、決まりました?」
「今日は、オレたちが払いますから!」
「食べ物、好き嫌いありますか?」
「店員さーん!」この店には個室もないし、各階ごとにあるトイレも男女別だったし、何よりもトイレがスタッフルーム入り口の真正面にあった。彼女は以前トイレに連れ込まれ口姦された記憶から、場所を選ぶことに慎重になっていた。
「じゃあ、・・」男がビールを掲げながら切り出した。もう一人は烏龍茶をグラスに入れていた。その男は済まなさそうに「オレ、飲めないんだよね・・」と照れ笑いしている。彼女がビールの入ったグラスを手に取ると、「・・○○ちゃん、先日は本当に申し訳ありませんでした。今日は時間を作ってくれて本当にありがとう。・・・じゃあ、かんぱーい!」能天気な男の発言と声に彼女はイラッとしたが、とりあえず乾杯だけはした。
『早く終わらせて帰ろう』彼女はそのことだけを考えた。
男たちはビールが進むとKのことを話題にしはじめた。
「あいつ、おかしいよな?」
「あぁ、変態っつーか、ストーカー気味だろ?」
「オレたち、Kのこと好きじゃないんだよね・・・」『K、嫌われてる・・』彼女は黙って二人の話を聞いていた。
『仕方ないか、K、本当に気持ち悪いもん・・』「○○ちゃん、本当にKの元カノなの?」男の一人が彼女に話を振ってきた。
「・・アタシのことはいいですから・・」彼女は答えなかった。
「・・そう・・まぁ、あいつの言うこと聞くのもヤダしな・・○○ちゃんには本当に悪いと思ってるんだ・・・謝っても許されないことは分かってるけど・・・オレたちに謝罪の気持ちがあることは知って欲しかったんだ・・だから、今日、来てもらって・・申し訳ないけど・・嬉しいんだ・・」男はしんみりしながら何度も謝ってきた。
「・・・」彼女は時々ビールに口をつける程度で、冷静を保ちながら時間が過ぎるのを待っていた。
「アタシ、おトイレ行ってきます」彼女は席を立った。
『はぁ・・・早く帰ろう・・・ちゃんと渡してくれるかな・・・』彼女はそのことばかりを考えていた。彼女が席に戻ると、見知らぬ男が二人と話していた。
「あ、戻ってきた。」『誰だろう・・・大丈夫かな・・』彼女は無言でその場に立ちすくんだ。
「あ、この人?この人、オレの先輩なんだ。たまたまこの店に飲みに来たみたいでさ、そこ歩いてるとこ見かけて声かけちゃった。一緒にいいかな?」
「ども、前川といいマス。」前川と名乗る男は彼女に向かって挨拶をした。
『どうしよう・・危ないかな・・何か嘘っぽい・・』彼女は自分の判断が間違っていないかどうか迷ってしまった。
「まぁ、まぁ、席に戻ってくださいよ」前川はニコニコしながら彼女を席に座らせた。
「おい、お前そっち詰めろよ」
「え、狭いっすよ・・」四人がけのボックス席の片側に座っている男二人の隣に前川が座ろうとした。
「・・こっち、いいですよ」彼女は席を立ち、前川を自分の隣奥に座らせた。
『アタシが通路側なら、すぐに逃げられる・・』前川は「すみませんね・・ほんと、ありがと」と丁寧に彼女にお礼した。3人の男は先輩後輩の間柄と言う通り、自分の学校の話や同級生の話に花を咲かせている。彼女は黙ってそれを聞いていた。
「あ!」前川が自分のビールが入ったグラスをテーブルに倒した。彼女はとっさに「あ、大丈夫ですか?」と自分のおしぼりでテーブルを拭いた。
「すみません!」前川は平謝りだ。
「いえ、大丈夫ですよ」彼女がお皿をどかしながらテーブルを拭いていると「おい、吉田、お前、何でこんな気の利くいい子と知り合いなんだ?」と前川が言った。
『この人、吉田って言うんだ』吉田と呼ばれた彼女を最初に呼び出した男は、「あは、でしょ?いい子なんですよ、マジで。さっきも席を譲ってくれたし、今も何も言わないのにテーブル拭いてくれるし。いい子なんすよ!」と彼女を褒めた。
「ホントだよな、気が利くってポイント高いよな。吉田、お前、○○ちゃんのこと狙ってんだろ?(笑)」前川の言葉に吉田は「何言ってんすか、○○ちゃん、人妻っすよ。無理無理、どんなに好きでも結ばれることはないっすよ!」と笑いながら否定した。
「え?マジ?結婚してんの?見えないね・・あのさ、歳聞いていいかな??」前川が彼女に話を振った。
「・・結婚してます・・今年、31になります。」
「えーー!マジで?見えないね!26とか27とかに見られるでしょ?っていうか、旦那さんいるようには見えないなぁ・・・でも、これだけ気が利くし、・・男がほっとかないよな」前川は少しがっかりした声で言った。
「そんなことないです」彼女は一言否定した。その後、前川と吉田、もう一人は杉崎と言った、3人の男は彼女を交えて、お笑いタレントのことやテレビ番組の話をした。ビールもグラスからピッチャーになり、杉崎を除く二人の男の酒量は増えていった。彼女は出来るだけ飲まないようにしていたが、彼女のグラスが空くと、前川がいつの間にかビールを注ぎ足していた。こうして2時間半程度が過ぎたとき、「そろそろ終わりにしましょうか」と吉田が切り出した。彼女は『良かった・・やっと帰れる』と安心した。
「じゃあ、ここはオレたちのオゴリってことで」レジで吉田は財布を出そうとした彼女を静止した。
「でも・・」
「いや、いいんです。・・ね、本当に申し訳ないと思ってるから」と吉田は一人で会計を済ませ、他の二人に背中を向けながらバッグの中からCD-Rを取り出し、彼女に渡した。
「早く、仕舞って。二人に見られないように」小さい声で吉田は彼女に言った。
「・・はい・・」彼女はバッグにCD-Rを仕舞い『はぁ、・・やっと終わった。早く帰ろう。』とホッとしていた。そしてこの瞬間、彼女は警戒心が薄れてしまった。
「あれー?エレベータ来ねーな」前川がエレベーターの前で文句を言っている。
「階段で降りましょうよ、酔い覚ましにもいいでしょ?」吉田が防火扉を開け、階段に出た。
「ほら、涼しくて気持ちいいっすよ。○○ちゃん、いいよね?」と彼女の顔を見て言うと、「・・はい・・いいですよ」と彼女は答えた。吉田が先頭で、次に杉崎、彼女、前川の順で階段を笑いながら降りていった。
「あはは、飲み過ぎなんだよ、お前は!」
「飲んでないっすよ・・いやーでも今日はなんか気分いいなぁ(笑)」吉田はゆっくりと階段を下りていく。4階の踊り場を過ぎると、3階と2階にはテナントが無いからか急に静かになった。彼女は杉崎の後ろを少し離れて歩いていた。2階の踊り場についた時、彼女はいきなり後ろから抱きつかれた。
「きゃ!・・んっ!!!」前川だった。前川は彼女の口を右手で押さえ、左手で彼女の両腕ごと抱え込んだ。彼女が体をばたつかせるも、フッと彼女の体が中に浮いた。杉崎が彼女の足を掴んでいた。
「んんんーーーー!!」
「早く、そっち開けろ!」吉田が2階の防火扉を開き「早く、来いよっ!」と彼女を抱えた二人を呼び込む。バタバタバタバタ・・と男達は防火扉の中に入り、短い通路を彼女を抱えたまま走った。そして、通路の一番奥にある男子トイレの扉を開けたまま押さえている吉田の脇を擦り付けて、彼女を男子トイレに運び入れた。彼女はこの一瞬、何が起こったのかを理解するのに時間がかかった。
『何?何?え?どういうこと・・・やっぱり、アタシ、間違えたんだ!!』前川が背後から彼女に体重をかけて押さえ込み、吉田が彼女の足を地面に下ろした次の瞬間、彼女は男子トイレの壁に押しつけられ、両手を後ろでにされていた。
「んんんん!!!」そしてガチャガチャッという音がして、彼女は背中に回した両手首に冷たい鉄の輪っかを感じた。次に彼女は口を押さえられたまま、タオルを口枷代わりに押し込まれた。
「んんんん!!」そして、そのままさらにトイレの壁に押しつけられた。
「んんっ!!んっっ!!!」恐怖と壁の冷たさ、そして後ろから押さえられる痛さが彼女の体を硬直させた。
「よーーーし!成功っ!いいぇい!!」前川と吉田がハイタッチする。
「あはは、1分かかってねーぜ!」
「ちょろいもんだよ!」杉崎は笑っている。
「簡単だったな、おい」
「あはは、マジで(笑)。予定通りだよな」吉田も笑っている。
「いやさ、エレベーターで降りることになったら予定狂ってたな」
「あぁ、監視カメラがあるとマズいからな。エレベーターが来なくて良かったよ(笑)」
「そうそう、階段降りてるときさ、結構びびったよな。」
「あ?お前だけだろ?オレは平気だったぜ。」
「嘘つくなよ、口数減ってたじゃねーか(笑)」『・・この人たち、アタシをラチする気だったんだ・・・』彼女は今日、ここに来たことを後悔した。
『何で・・アタシ・・何で・・・』
見事なまでの人身売買だな。
ヤバすぎ!