交換留学生の白人と彼女が性交流したために起きたファックユーな修羅場
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身支度を整えるとマリが言った。
「凄く気持ち良かった・・・イクって、ああいう事を言うのかな・・・」
「イッたの?初めて?」
「当たり前じゃん。ホント、死ぬかと思った。ラブホだったら思いっ切り声出せたのになぁ~」
高校生がイクってあり得るのかよ、と思ったが、確かに腰が何度もガクンガクンと痙攣するのはちょっと怖いくらいだった。
でも、ブランデンに開発されたんじゃないのか・・・と再び攻撃モードに。
「でもマリの声、多分上に聞こえてたかもよ」
「えーっ?大丈夫でしょ。私抑えたし、聞こえないよ」
「この下宿の壁、最高に薄いんだよ。マリがテレビで何を見ているのか、分かるんだよ」
「ほんとっ?マジで?」
俺は確信をついた。
「マリがうるさいからさ、俺毎日寝不足だよ」
「えっ?・・・・・・」
明らかに動揺していた。
「最初はさ、マリがオナってるのかと思ったよ・・・なのにさ・・・」
「・・・・・・」
下を向いて無言になるマリ。床についていた手が震えていた。
暫く沈黙。
「今日ブランデンにケンカ売ったのはそういう事」
「・・・・・・」
「ブランデンの事が好きなのか?」
「・・・そんな事ない・・・」
「じゃあ俺の事がキライになったか・・・」
「違う・・・好きだもん・・・」
この言葉にちょっとだけ萌えた。
「俺の事が好きなのに、なんで浮気するんだ?」
「・・・わかんない・・・」
「って言うか、お前悪いと思ってんの?」
「ゴメンなさい・・・思ってる」
「俺にバレなきゃ3月まで続いてたんだろ?」
「そんな事・・・ないけど・・・」
「はぁ?意味わかんねえよ。お前ら俺を騙したんだよ?」
「ゴメンなさいゴメンなさい・・・」
「あの外人はお前の事どう思ってんだよ」
「・・・好きだって・・・アメリカに連れて帰りたいって・・・」
「なんだよそれ・・・お前も好きなんじゃないのか?」
「それは絶対無い。司の事が一番大好きだもん」
「じゃあ何で・・・」
暫く考え込んでマリはこう言った。
「・・・あのね・・・分かんないけど・・・興味があったのかもしれない・・・外人さんに」
「ブランデンのあそこに興味があったんだね。へぇー。で、気持ち良かったのかよ」
「・・・そうでもない・・・」
「嘘つきめ・・・」
「嘘じゃ無い!」
その後、マリは結構まごまごとはっきり言わなかったが、どうやらデカ過ぎて痛かったらしい。笑うしかないよ・・・
俺はマリに別れを告げたが、マリは必死に食い下がり、上の階に聞こえそうな程かなり興奮してきたようなので、強引に部屋に返した。
次の日、俺はいつもより早く学校に行った。無論マリに会いたくなかったからだ。
正直なところ、マリの事は好きだったし、別れたくなかった。
でも、その時は男の意地とでもいうのか、とにかくマリに対しては強い態度でいたかった。
昼休みに入る時にマリからメールが来た。ブランデンとはもう二人では会わないと約束したと。気持ちがないので諦めてくれと言ったと。
ヘタれで申し訳ないが、それを聞いて俺は嬉しかった。問答無用でやり直そうと思った。
でも、ここですぐ許すのもどうかと思ったので答えは保留にした。
そして一週間後、事件は起きた。
マリが男を部屋に連れ込んでいるという話が下宿内で噂されるようになったのだ。
俺は焦った。動揺しまくった。
マリとも話したが、最後に俺の部屋での事が上の階の女子に聞かれてしまったのだろうという結論になった。
俺達二人の事が学校にばれ、親にもばれ、強制退去か・・・絶望感のみ。
その日下宿に戻った時、マリが寮母から呼ばれていた・・・
次は俺かと思うと、死にたかった・・・大げさじゃなく・・・
寮母に呼ばれるまで、俺は生きた心地がしなかった。
しかし、いつまで経っても呼び出しがかからない。
その内晩御飯になってしまい、普通に食事の準備をする寮母。
でも、食堂にはマリの姿は無かった。
その日は寝るまで生きた心地がしなかったが、マリも部屋に戻る事は無かったと思う。メールをしても音沙汰なし・・・
翌日、全てが明らかになった。
昼休み、マリとブランデンが時間をずらして相談室に入っていくのを見た奴がいた。
そいつは何があったのか興味ない奴だったので、誰にもいう事もなく、結果的には良かったのだが・・・
放課後やっとマリを掴まえる事ができ、マックで話を聞いた。
マリは泣きながらブランデンとの事が下宿の誰かにバレた事、来週には退去しなければならない事を話してくれた。
マリの予想だが、マリの部屋の上に住む上級生が密告したのだろうと。
その後、マリは自宅から二時間かけて卒業まで通った。
ブランデンは3月末までカリキュラムを全うし、帰国した。
そもそも自由恋愛という事で、学校からの処分等は何も無かったらしい。
ただ、翌年から留学生の受け入れは無くなったはず。
俺たちは三年になっても付き合っていたが、遠恋は高校生にとってキツかった・・・卒業と共に自然消滅した。
お互い都内の大学に入学したが、マリは親の許可が出なかったとの事で、やはり自宅から通う事にしたはず。
話は以上です。
・・・実はこの話、去年の事だったりします。かなり昔の様な話ぶりしたけど。
自然消滅して四ヶ月くらい経ちますが、最近マリの事をやたら思い出します。まだ好きなんだろうな~なんてね。
ここで吐き出したらもっと会いたくなってしまった。
本末転倒だし、まったく・・・
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