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エッチな秘め事など出来ないオンボロ屋敷に住んでいる俺ら兄妹の絆

この記事の所要時間: 218

「お母さん達に言わないで・・」

妹は泣きそうな顔をして、俺に言った。

「次したら言うからな」

俺は声を低くして言った。

 

「うん」

「と言うか、ああいう事は○○○達にはまだ早い」

「え?」

「ああいう事は大人になってからするんだよ」

「でも…」

 

妹は何か言いたげだったが、

俺は「でも、じゃない。この事について○○○は言い訳はできない」ときつく言った。

 

「ごめんなさい」と項垂れる妹。

「じゃあ、部屋に戻ってお勉強でもしといで」

「うん」と呟く様に言って、妹は俺の部屋から出ていった。

俺は、『俺って本当良い兄貴だな。』なんて思いながら、再び机に向かった。

 

それから5分経たないうちに、また妹が来た。

「なんだよ?」

俺は不機嫌を露にして言った。

なんせ、この試験を落としたら留年が確定するから。

 

「あの…」と何か妹は言いかけてつまる。

「俺、勉強しなきゃいけないんだよ」

「うん…」と妹はうつむき加減で言う。

「何さ?」

「うん…あの…」

「あの、何?」

「うん…」と妹はうつむいて

「自分ではいい?」と言った?

 

俺は意味が分からず「は?」と答えた。

「自分で……の…の」と、よく聞き取れない。

「何?聞こえない」と俺が言うと、

妹は「自分でするのはいいの?!」と大きな声を出した。

 

ここでやっと意味の分かった俺は「まぁするなとは言わない」

「じゃあ、いいの?」

「いいとも言わない」

「どういう事?」と妹は首をかしげた。

「さっきも言ったけど、○○○にはまだ早いんだよ。だけど、俺も小4の頃はしてた。だから、するなとは言えない。けど、まだ早いのも確かな事。わかるか?」

「よくわかんない」

「まぁ、とにかく○○○が自分ですることについては俺は何も言わないよ」と俺は妹の頭を撫でてやった。

 

妹は微笑んで「お兄ちゃんもしてるの?」と聞いてきた。

ついつい、マジに説教してしまったからには、ごまかす訳にもいかず「たまにね」と言った。

そしたら、妹は「じゃあ、○○○もする!」と俺の部屋をそそくさと出て行ってしまった。

 

その後姿を見ながら俺は

「まったく、本当に最近のガキ共は…」

と呟いていた。

 

俺も最近のガキなんだけれど。

あまり面白くない話だったかも知れませんが、最後まで読んでくれてありがとうございました。

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